育児・離乳食情報

2021.05.11

離乳食に出汁を使う理由は?中村学園大学の先生に伺いました!

旨味成分があり、薄味でも美味しさを感じることができる出汁。特に調味料の使用を控えたい離乳食期には、味付けの要素になるだけでなく、味覚形成にもつながる大事な食材です。今回、管理栄養士を多数輩出する中村学園大学栄養科学部栄養科学科の森口里利子先生に、離乳食に出汁を使った方が本当に良いのかなど伺いましたので、お食事に離乳食を使用を検討している方はぜひ最後までご覧ください!

 

Q.出汁による味覚形成を推奨しますでしょうか?
また、推奨される場合はどのような理由から推奨されますでしょうか?

 

 

A.出汁による味覚形成を推奨いたします。

離乳食は赤ちゃんにとって、6つの役割があります。
1. 母乳やミルク以外の食べ物を口に入れることや飲み込むことを体験、練習する役割
2. 成長に伴い足りない栄養を補う栄養補給の役割
3. 成長の段階に合わせた大きさ、硬さのものを体験しながらかむ力を育てる役割
4. 食べる喜びを一緒に味わうこと
5. 日本の食文化を身に着ける役割
6. いろいろな味と香りを体験して、味覚の発達を促す役割

 

です。
特に5つ目の、日本の食文化を身に着ける役割について、和食は世界で認められたヘルシー食ですが、離乳期も含め幼いころからの和食の食習慣が、将来的にも生活習慣病予防につながるという意味でも期待できます。そのためには、やはり日本の食文化のベースとなる出汁を離乳食で使用することをお勧めします。

 

一方、出汁、特に昆布などの出汁には、グルタミン酸という母乳にも含まれるうま味成分であるアミノ酸が多く含まれていて、赤ちゃんは特に甘みと同時にこのうま味を好みます。赤ちゃんがはじめて口にする離乳食に、このグルタミン酸を含む出汁を使用するということは、離乳をスムーズに進めることにもつながります。

 

また、6つ目に挙げているように離乳食は、食材の様々な香り、味、食感を経験して味覚の発達に影響を与えます。このうま味が多く含まれる出汁を離乳食の中で上手に使うことにより、薄味でありながら素材が持つ本来の味をしっかりと感じることができ、味覚を育むことにつながる、これが出汁を離乳食で使用することの重要なポイントだと考えます。

—-
いかがでしたか?
赤ちゃんの将来のためにも、離乳食に出汁をうまく使っていきたいですね!
当サイトでは、無添加出汁を利用した離乳食や簡単に出汁が取れる出汁パックも販売しております。ご興味があるかたは、ぜひご覧ください!